アメリカ駐在生活 はやく日本へ帰りたい

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アメリカ駐在生活 1038日目 弱者(ぼく)の生き残る戦略

何にフォーカスするべきか

 

最近あった嬉しいニュース:

リスケになっていたAerosmithのコンサート日程がついに決まったこと。

 

スティーブン・タイラーの喉の調子が悪くなったため、昨年の公演は延期になっていた。

リスケするとのことだが3か月たっても4か月たっても音沙汰ないのでチケ代返金してもらおうかと考えたが、まだ完全にイベントキャンセルにはなっていなかったため、返金不可の状態が続いていた。

 

チケットサイトに「これは詐欺だ!金返せ!」と苦情レビューを書き込んだ1か月後に公演日決定の連絡がきた!

 

まったく焦らせやがって。。。。。

 

何とか駐在中には観に行けそうだ。

 

メンバーの年齢的に今見とかないと、もう今後Aerosmithをフルメンバーで拝むチャンスはないかもしれんな。もうおじいさんなので何が起こってもおかしくないのでまだ気が抜けない感じだ。

 

 

弱者の生き残り戦略について

 

昔学生のころにランチェスター戦略(弱者の生き残り戦略)についてまとめられた本を読んだ。

 

ランチェスター戦略の詳細は忘れたが、もとは軍事の戦略論であり、戦いにおいて勢力の弱い側・物量で劣る側がどのように戦えば強者に勝てるかを研究した理論であったと思う。

 

これはまさに自分のためにある考え方ではないか!と目からうろこが落ちたことを覚えている。

 

ずばり、この戦略をひとことで言うと弱者が強者に勝つための基本戦略は「一点集中・一点突破」であるという。

 

私はスポーツや勉強などの努力が必要な健全メジャー分野で格別抜きんでた経験もなく、

 

生活習慣や育ちもまあまあ悪かったので会社員などのまっとうな世界で生きることがとても不安であった。絶対に適応できない、と思ってた。

 

 

自分が弱者かどうか?というのは相対的なもの・環境によると思うが、会社における私は間違いなく弱者側(マイノリティ)であると思っていた。

 

 

家族や周囲の人間に"背広を着る会社員"というモデルがいなかったし、隙あらばズルや盗みも厭わない怠惰でモラルの低い奴らばかりのレイヤーにいたし、

 

まっとうに生きている真似するべきモデルがなかったので、会社員としてやっていけないと考えていた。

 

なので私は比較的早い段階からまんべんなく、平均的に物事をそつなくこなす人間を目指すのは諦め、

 

自分の興味ある分野と比較的得意なことに一点集中しその他はすべて切り捨てる・諦めるという方針をとって生きてきた(※ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン戦略)。

 

学校でも会社員でも世間でも、物事をバランスよくそつなくこなすことが好ましいとされている。

 

通知表に"5"が1つ2つあるが、その他はすべて"1"や"2"ということよりも5は一つもないけど全科目において3未満はない、みたいな方がまだ好ましいと思われる感じ。

 

そりゃそうだ、自分も仕事を人に頼むのであれば1があるやつに頼みたいとは思わない。

 

バランスよく全体に気を配ってくれる優等生に頼みたいだろう。

それでも大抵の人間そんなにうまくできていない。

 

 

偏りのひどい人間はサラリーマン社会で不遇な目にあうことが多いが、

 

 

いち早く自分の偏った特性を把握し、戦略的にリソース配分することで人並みに生きられる、何なら強者にも勝てるということが多々ある。

 

下記に私が弱者として徹底してきた方針を記す。

 

 

(戦略1)通知表オール4~5の奴らと張り合おうとしてはいけない。残念ながらあなたは神に選ばれた人間ではない

 

 

私の職場にはたまたまだが学生時代オール4~5しかとっていないような奴があふれている。

 

彼らはバリバリ仕事をこなしながらも、家族や職場の人間関係、業務外のゴルフもそつなくこなし、家事や料理も人並み以上に手伝える超人だ。

 

願わくば私もそういう人間でありたかったが、残念ながらそっち側ではない。

 

 

世の中には頭のいい奴、仕事が鬼ほどできる奴、そつなく膨大なマルチタスクをこなす奴なんて山ほど腐るほどいるのだ。

 

そんなのと張り合うことは誤った戦略だ。仮に一時的にごまかせても継続できない。

張りあえたとしてあなたとそいつらの給料は3倍も違わない、費用対効果が悪すぎる。

 

 

レッドオーシャンに自ら入り、終わりのない苦しいハイレベルな戦いに苦しむべきではない(どうせ勝てない)。

 

自分は優等生ではなく、メルセデスベンツ(のロゴみたいなパロメーターを持った)みたいな人間なのだと認識すること、自分が客観的にどういうポジショニングの人間なのかを早い段階で見極めることが肝心だ。

 

間違ってもオール4や5を目指そうと思ってはならない。社会は学校ではないのだ。

 

私(弱者)のリソースは周囲の人間と比較してかなり限られている。

 

この限られたリソースをどこに振り向けるかは慎重に戦略的に決めなければ生き残れない。

 

 

(戦略2)自分が得意/有利なフィールドにリソース一点集中

 

ありきたりだけれど、弱者は自分の得意なことに・できることに一点集中しなければならない。限られたリソースを薄く広く配分してはならない。

 

「ここだ!」というポイントに能力全フリしなければならない。

 

自分が絶対的に自信のある領域は下記だ。これは本気で負けない自信がある。

  • 対人間コミュニケーション
  • 不動産投資とお金への情熱/執着
  • 音楽や読書への情熱(消費者として)

 

これまでの会社員人生において、私はほぼ対人間コミュ力一本やりで生き残ってきた。

 

 

全力で相手の話を傾聴し、仕事の結果はどうあれ上司や同僚からの覚えをよくしてもらうべくコミュニケーションに全エネルギーを集中してきた。

 

 

自分の専門性ではなく、ノリと気合で生き残ろうとすることはとても精神的にきつかったが、自分にはそれしか武器がなかった。

 

(ちなみにいま駐在中で苦しんでいるのは、英語力の不足によりこの一番の強みのコミュ力が存分に発揮できていないことだ)

 

プライベートにおいては不動産投資とお金への執着心を活かし、4つの不動産と貯金5000万円を30代半ばで持つことができた。

 

これは間接的に仕事にもプラスの影響を及ぼしている。経済的な余裕が増すほど、より得意なことや好きなことに集中しようと思えるしできるようになる。

 

 

仕事でもクビになることにビビらなくなり、強気で攻められるようになる。

 

 

とにかく自分の強み・関心をいち早く把握し、社会で活かせるポイントを見つけだし、一点集中すること(無駄なことはやらない)、これを継続すること。

 

これが本戦略の基本方針である(あくまで俺の解釈)。

 

 

学校で教えるべき

 

自分のように偏った興味・関心しか持てないことや、能力の偏りに悩む青少年は今も昔もたくさんいると思う。

 

そういう人たちのためにぜひこのランチェスター戦略の基礎を学校で教えてあげてほしいね。

 

この世で生き残るための超実践的な知識だから。

 

 

おわり

アメリカ駐在生活1019日目 じっちゃん、おれ5000万円貯めたよ。。。

マイルストーン到達



今月の給与や不動産収入が入ったのでいつものように月次の手元資金チェックをやっていて気づいた

 


「あれ、もしかして5,000万円貯まっちゃってる?」

 

 

 

そう、遂にここまで辿り着いたのだ。

 

この米国駐在中の大きな目標であった「現金5,000万円つくること」

 

私がパワポで誰も見ない資料を作ったり、子供のう○ちがついたパンツを洗ったり、

 

絶え間ない駐在ストレスを緩和するために瞑想したりしている間にあっけなく達成してしまった。

 

ほんと素直に嬉しいです。

 

自分はたいして取り柄のない庶民だけれども、自分の行動力と精神と時間を注ぎ込んでやると決めたことを達成できたことが何よりうれしい。

 

労働や小さな投資でお金を稼ぎ、セービングし、運用し、再投資しというプロセスってたいていの場合、本当に地味で退屈で時間のかかるもの、はたから見ると全然"バエナイ"作業。

 

一つ一つは誰にでもできる単純なプロセス、だけどこれを5年、10年継続し続けることにはそれなりの執着と忍耐力が必要。

 

明確に目標を意識していないとなかなかお金というものは残らない。

 

この蓄財プロセスを継続するために自分は何をあきらめるのか?

 

明確に自分ルールを決めて守り続けないといけない。

 

これはもはや一種の修行ですね。

 

思うに今お金持ちの一族や家系というのは、

 

必ずどこかの世代で誰かが野心を持ち、カラダ一つの状態から上記のような蓄財に人生をかけて取り組み、積み上げた財産を守るためのルーティンを世代を超えて継続してきた結果なのだと思う。

 

自分はその家系の歴史の1代目になりたいと明確に意識して生きてる。

 

子供には金ではなく、私の座右の銘"入りを計りて出るを制す""実践する習慣"を残してやりたいと思う。

 

どれだけ稼ごうとも、財産を残そうとも、これを実践できない人間は必ず破綻するから。

 

なんかもう30代の重要な仕事がひとつ終わった感じがするわ。

 

 

2024年3月24日時点の家計貯蓄状況(金融投資含む)

下記が手元資金の内訳です。

  • 共有貯蓄 9,410千円
  • 学資積立 6,250千円
  • 自分預金 16,193千円(※AP控除後)
  • 妻の預金 3,200千円
  • 米国預金 4,420千円(※AP控除後)
  • 株式投資 11,814千円(※売却時税金を控除)

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            Total.      51,357千円

  • 生活費   375千円

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     Net Total.      50,982千円

 

上記は目先1か月の生活費やローン元利支払い、クレカ支払い等のAccount Payable要素を控除したネットの手元資金総額です。

 

あんまり意識していなかったけど、放置してた株価の高騰のおかげであっという間にQ1で今年の目標達成してたわ!

 

 

2024年:今後の上振れ要素

 

当初年始に考えていた計画は少なくとも2024年6月中には5,000万円達成し、年末までに5,300万円くらいまで積み上げる想定でした。

 

株価のおかげで想定より前倒しできたのですが、さらなる上振れ要素として1棟目の収益不動産の売却が進みそうだ。

 

知り合いの不動産屋に「いい値段がつくなら売ってもいいよ」と伝えていたのだけど、

 

その流れで具体的な買い付けが入ってきたため、いま決済に向けて準備をしているのです。

 

物件は小さな4戸アパートなのだけど、売却決断の理由は下記。

  1. 買い付け金額が購入時より20%高いこと
  2. すでに5年超運用しており長期譲渡として売却できること(39%→20%)
  3. 日本非居住者のため住民税課税を免れること(税金低くなる、20%→15%くらい)
  4. 築年数からそろそろ外壁修繕などの大規模メンテが必要になると考えていたこと(物件維持に大きなキャッシュアウトが出る前に買い替えたい)
  5. 買い手が現金購入で話が早い

 

海外からの不動産売却手続きは遠隔で複数の他人に動いてもらう必要があるため、かんなり面倒くさいのだけれど、

 

不動産投資は出口を確実に決めなければ本当の収益性が分からない投資なので、

 

まずは1棟売却し実績・経験を積むために何とか激務の合間をぬってやり遂げたい。

 

運営CFも考慮すれば十分なエクイティIRRが確保できると思われる(IRR 20%以上)

 

 

2024年の年末貯蓄予測をアップデート

 

上記の上振れ要素を考慮し、2024年の貯蓄目標を6,000万円としたい。

 

不動産売却がうまく完了すれば、かつ家族旅行や消費にお金を使いすぎなければ、

 

確度高く達成できると思う。

 

遂にやってきたインフレ傾向の日本においてこれだけの預貯金の大半を現金でおいているのはもはやバカだといわれる時代である。

 

来年帰任できたら、この元手を速攻で不動産投資にぶち込みたいと思ってます。

 

今年のTo Doには、早く日本へ帰れるよう"毎週祈ること"もつけ加えたい。

 

 

 

Thanks,

 

 

 

アメリカ駐在生活 990日目 家計の資産状況

2024年2月時点の手元流動資産

 

日経平均の最高値更新ニュースは本当に日本国民として喜ばしいニュースだ。

 

 

35年、本当に長い長い停滞だった。。。ほぼ自分の人生とおんなじ期間日本の株価は成長できなかったのだ。

 

多くの経済評論家らはこれは日本株適正評価への通過点に過ぎない、という意見を出されている。

 

非常に感覚的な話だが自分も素直にそう思える。これからもっと株価も物価も賃金も徐々に上げていくだろう。

 

とにかくそう信じられる。

 

そうであってほしい。

 

資本主義経済というのは未来は成長する、という期待が大前提なのだから。

 

 

生まれて物心ついて以来物価のデフレトレンドと先行き暗いニュースばかり聞かされた世代として、現役世代のうちにこういう素直に明るい経済の兆しがやってくるということは本当に新鮮でうれしい経験だ。

 

 

安倍さん・クロダさんの金融緩和政策開始以来、いつか必ず経済が上向いていく(経済規模拡大する)ことを信じて不動産投資のために借り入れを起こし、

 

 

少しづつ株を買ってきたことが、つまり将来の成長に向けてリスクをとってきたことが報われつつあるなと感じる。今後資産価格は必ず成長していく(ただし優良な資産に限る)はずだ。自分はラッキーだ。

 

 

今月の家計資産を記録しておこう。

円安・株高の影響もありやや想定よりペース早く資産増加が推移している。

 

  • 共有貯蓄 9,410千円
  • 学資積立 6,250千円
  • 株式投資 10,575千円(売却時税金控除/値上り益を半額で評価)
  • 自分預金 16,214千円
  • 妻預貯金 3,200千円
  • 米国預金 4,014千円

ーーーーーーーーーーーーーー

Total.                   49,663千円

生活費控除    ▲300千円

ーーーーーーーーーーーーーー

Net Total.            49,363千円

 

え、なんか12月から2か月しかたってないのにかなり増えてるんだけど計算あってるのか?ってくらい増えてます。株価上昇のおかげです。

 

実は今年は不動産売却CFも見込める可能性が高まってきているので、マジであっという間に6,000万円達成できるかもしんない。

 

楽しみすぎてやばい。

 

まあどうなるとしても、やることはいつもと同じ

 

これまで通り粛々と日々の生活と仕事を継続するのみ。がんばれおれ。

 

おわり

 

 

アメリカ駐在生活 983日目 仕事で不正(っぽいこと)を見つけたときどうするべきか?

不正=Injustice

 

現在わたしは第8次"本気でもう仕事ムリかも。。。バッド期"に入っているところだ。

 

今年の目標として手元資金5,000万円達成するまで生き残るぞ!と決意した矢先、

 

 

早くも仕事のストレスで爆発しそうになっていた今日この頃。

 

 

昨日も金曜の夕方なのに、チームのメンバーが自分の思った通りに動いていないことや自分の英会話力・全体をまわしていく能力のなさにイライラと憂鬱が止まりませんでした。

 

久しぶりに机をガチで殴ってました。

 

仕事のストレスでやられそうになるたびにいつも醜い負の感情が頭の95%を占める

 

「なんでおれこんなとこ(米国)に来てんだろう。。。おれにこんなんできるわけないやん」とか、

 

「(責任感のない現地スタッフの」仕事ぶりに対して)こいつ絶対にクビにしたる。。。日系だからまだクビになってねーだけだぞコノヤロー。これがバキバキの米国企業ならてめーなんて秒で(ピーピーピー)されてんぞボケ!」

 

「自分が英語ぺらだったら、こいつらにあんな風にこんな風にドギツイことを言ってボコボコに論破してやりたい」

 

とか、やたら攻撃的な思考になる自分。本当に自分が嫌になる。

 

 

ストレスの原因

 

 

最近ストレスが異常に高まっている主たる要因というのが、自身の担当案件内にちょっとした不正が生じていることを確信しだしたことがきっかけだ。

 

 

業務上のことなので細かなことは言えないが、恐らく取引先企業側でやらかしてる感じだ。そして意図的にやっているであろうことも担当の私はほぼ確信している。

 

 

以前から現地スタッフらは感覚ベースでこいつら(取引先)は怪しい!絶対なんかやってんぞ!みたいな感じだったが、米人は雑なので完全に周囲を説得できるだけの材料を揃えられていない状況(かつ日系的なことなかれ対応)が続いていた。

 

会社としてはもう失敗した案件という扱いなので、あまりまともな人材を張り付けていなかったことも要因である。

 

私もきっとそういう扱いで本件を担当することになったのであろう。

 

私の上司は日々コンプラを口酸っぱく周知している方なので、

 

私はさっさと起こっていることをエビデンスも出してとりあえず報告した。

 

恐らくこの不正が単発ではなく、過去から継続的に続いているであろうということも報告した。

 

正直上司も困っただろう、あまり聞きたくはなかっただろう。

 

「カーッ!面倒くせー話持ってきやがって」てな感じがめちゃ伝わってきた。

 

分かる、分かるよ。

 

恐らくこの不正規模は会社のビジネス規模からみると大したものではない(といっても少なく見積もっても数千万~クラス、過去から継続しているとすれば億円単位)。

 

しかしながら、もし本件を深堀し上記の不正懸念が公に確認されてしまえば、一応おもてに出さねばならなくなるし、ガバナンス強化を長らくうたっている手前、

 

本社もリスク事案として形式上厳格に対応せざるを得なくなる(正直どうでもいい案件なのに)。

 

またここは米国なので、先方に明らかな重過失があるとしてもこのパートナー企業は当然ディフェンスするためにふざけた抗弁をしてくるし、弊社との間で係争に発展する可能性もかーなり高い。

 

その間一緒に取り組んでいるビジネスも少なからず影響を受けるであろう。

 

客観的にどう考えても普通にこっちが有利だと思うが、弊社は米国での係争経験が少ないためめちゃくちゃビビる。

 

最終的に係争に勝つにしても長期間会社のリソースがそこに奪われることは当然避けたい。

 

なので正直私の上司らは、問題が事実だったとしてもなんとか"ことなかれ"で穏便にすます方法を考えたいようである。

 

まさに日本的な、先送り・ことなかれ主義対応、

 

 

かっこよく言えば"武士はむやみやたらに刀を抜くべきでないでござる"、みたいな。

 

 

大人の事情と当たり前の正義のはざま

 

 

当然私もいい年なので、上記のような大人の事情や、必ずしも正論だけで物事が進むわけではないことを全く分かっていないわけではない。

 

なんでもかんでも表に出して騒げばよいとは思わない、清濁併せ呑む状況というのはこれまでも少なからず見てきた。なのでかなり慎重に資料や経緯を観察してきた。

 

上記踏まえても、本件は絶対に見過ごしてはならん内容・金額規模であると思ったし、

 

担当者の立場からはこのような不正っぽいことを見つけてスルーすることは自分のリスクになるだけなので、とりあえず整理して上司に報告した。

 

 

結果この行動によって死ぬほど仕事の負担が増えた。

 

 

今までの数倍気を張ってお金の流れをチェックしなければならず、雑なパートナーはいつも通り雑に金を使うので逐一疑いだすと正直どれだけ労力があっても足りないような状況だ。

 

しかしオフィシャルに不正の事実を確認するまでは、膨大なプロセスを何とか自分がやりきるしかない。

 

 

なぜ私がバカを見るのか

 

 

きっと大昔からこういう事例は色んな企業内であったと思うし、今もあると思う。

 

なんかこう、あってはならないことを発見して報告した自分が結果上司や会社から面倒くさいの見つけてきやがって、てな感じに思われてる感があり相当気に食わなかった。

 

まあ自分の運が悪いといえばそれまでの話なんだけど、

 

なんで下っ端の自分が不正が見つかった後の会社全体の対応コストや労力まで考えないといけないわけ?

 

そこまで計算しないとおかしなことを業務内で見つけても気軽に相談できないわけ?

 

海外ビジネスにおいてこそ、こういう不正リスクにはより敏感になるべきなんじゃないの?

 

誠実にリスクを報告する人のインセンティブないやん。

 

この仕事を仕込んだ奴はもうとっくに会社を去っちゃってるし。

 

まあとにかく、自分はこの不正に確信があるので、報告者として責任もって会社が判断できるまでの事実整理をやり遂げようと思う。がっつり上司も巻き込んだる。

 

 

だから早く日本に帰りたかったんだよ。。。

 

まじ半沢○樹みたいな気分の今日この頃。

 

 

 

おわり

 

アメリカ駐在生活956日目 高学歴ハイスペックの同僚はもっと給料をもらうべき

 

最終学歴

 

周りの駐在員(同僚)らの最終学歴偏差値が全般に高いことを最近知ってやや劣等感を感じる今日この頃、せんだ、みつお、なはなは。

 

※ここでいう"学歴が高い"とは世間一般認識にてらして高い偏差値と認識される学校を卒業されているという意味です。

 

 

私の最終学歴

 

自分は大卒であるが、出たのは偏差値50あるかないかの地方私大学部卒、しかも世捨て人の行く文学部を卒業している。

 

この大学・専攻をチョイスしたことはまったく後悔していないが、ここで学んだことは今の仕事にもちろん欠片も役立ってはいない。

 

同級生に一年遅れて就活始めた際にゼミの教授に「(企業選考における)志望動機がどうしても浅くなってしまうんで悩んでるんですよね」と軽く相談したところ、

 

 

「志望動機だと?そんなものは"ありません"とでも言っておけ」

 

 

というアナーキーなご助言をいただいたのが文学部の象徴的思い出だ。

 

 

同僚らの最終学歴

 

把握している同僚の卒業した学校を並べるとだいたい下記になる。

 

東京大学 1, 一橋 1, 早稲田 3, 慶応 3, 地方国立 2, アメリカの大学 2, 関西学院 1, 同志社 2, 東南アジアの 一流大学卒 1, >>>>>>>>>>>>>>> 地方私大:(私)+ もう一人=2

 

 

ちな上記のうち3人は難関国家資格(弁護士 1/ 公認会計士 2)持ちだ。

 

道理で仕事がきついわけだ、こんな400ccエンジンを積んだやつらに50cc原付エンジンしか持たない俺が伍していけるはずがない。

 

 

実際一緒に働いていていつも思うが、みな学歴や資格の肩書に恥じぬ仕事ぶりと能力を発揮していると感じる。

 

 

集中力や記憶力、持続力、語学力、コミュ力、プレゼン力、課題をやり遂げる力において私は完全に負けているし、なんなら最後の砦"人間性"までも皆に劣っているなと感じる。

 

みな余裕があり助けてくれるいい方ばかりなので私は職場の人をとても信頼しているし、一緒に働けてありがたいと思っている。

 

国内でドサ回りしているときは癖のある上司や同僚が多かったのでなおさら今の環境には感謝できる。

 

たまたまアクシデントでそんなところに迷い込んだ子羊ちゃんがぼくである。

 

 

なぜ彼らと私が同じ給与体系内にいるのか

 

アメリカにきて疑問に思うようになったが、なぜ上記のような優秀な同僚らが自分とたいして変わらん給与水準になるのだろうか、という点である。

 

もちろん社内での昇進は優秀な同僚らの方が早いであろうし、会社で末長く重宝される確率は彼らの方が高いであろうが、

 

それでもいま受け取っている給料は私と倍も違わない。

 

役職がいっこ上の人でもせいぜい1.2~1.3倍程度ではなかろうか。

はっきりいって勉学や資格、会社業務に投じてきた貢献や実績(学歴・資格・仕事のでかさ)で言えば明らかに同僚らの方が雲の上を言っていると思う。

 

そう考えると自分の倍の給与をとってもおかしくないのでは、とすら思う。

 

考えているとこの疑問は米国・日本の雇用前提の違いから来ているようだ。

 

米国では同じ会社で同じ年齢でも給料が倍半分違うということはごくごく普通にあり得る(らしい)。

 

なぜなら給与は年功や勤続年数ではなく、単純にジョブ(役割)と会社内のポジションに紐づいているからであり、30だろうが25だろうが給与25万ドルのポジションに収まれるのであればその給料を受け取る。

 

そのようなポジションにつく方は言うまでもなくそのジョブをこなせると思われる相応の実績や経験値(Qualification)を有しているからであり、20年会社に奉仕してくれたとかそういう基準はない。

 

ただしビジネスの変遷に伴いそのジョブ・ポジションがなくなれば彼らは基本的にクビになる、というわかりやすい構造だ。日本であれば部署異動とかになる。

 

日系企業(一定上の会社規模)では、仕事内容ではなく"会社"ごとに給与水準が決まる。

 

社内でどんな役割を担うにしろ、業務内容の前にまず企業メンバーシップ上の年次や役職・級職ベースで給与が決まる。

 

ボーナスは結局個人パフォーマンス評価というより組織全体としての業績がファクターの大半を占めるケースが多い。

 

だから私の学歴やパフォーマンスが職場同僚の平均を大きく下回っていようとも、同じ会社に所属し、年次が変わらなければおおむね同じような給与水準になってしまう。

 

Ok, 理屈はわかる。

 

それでもやはり、私は同僚についてはもう少し給料もらっていいんじゃないの、と思ってしまうのだ。

 

これは嫌味ではなく真剣に同僚の積み上げてきた学歴や資格、勤勉さをリスペクトする気持ちから来ている。

 

いま東京主要エリア内の駅近ファミリーマンション(70㎡~)は中古築30年、40年であっても平気で1億円(ブログ主調べ)を超えている。ラグジュアリーなマンションではなく、普通の分譲マンションが、である。

 

はっきり言うが働き盛り30代で年収1,100万円あったとしても、所帯持ちで東京で暮らしていたらこの1億円超の物件は買えない。

 

30代で年収1100万円は今の日本では一流大卒だけ見てもトップクラスの給与水準だと思うが、それでもささやかな70㎡台のマンションが安全に買えないのである。

 

世界に誇る日本の勤勉な一流人材が都内で家を買えないなんてちょっとおかしい、

 

日本が先進国という割には、何かバランスが崩れているように思う。

 

日本はいま雇用システムの前提を考え直す必要に迫られているのでは、と思う。

 

ただ、一つ言っておくと私のような凡人にとっては今のシステムのままでよい。

 

長くなったのでまた別の記事で書こう

 

 

おわり

アメリカ駐在生活 941日目 2024年の目標設定!

 

新年の目標

年末年始は日本で過ごし、年明けに米国へ戻った。

2023年も仕事と家族ケアに追われ必死に生きた1年であった。

家族健康・無事で1年を生きられたことに感謝したい。

 

 

去年30代の後半に入り、もはやどの角度から見ても"若手"とは言えない年齢に差し掛かってきた。

 

 

職場に年下がほぼいないので、どうしても下っ端的な意識が抜けなかったのだが、

日本的な客観的感覚から言えば間違いなく会社の中堅的世代である。

 

 

もはや若造としての言い逃れができない年齢になってしまいつらたん。

 

 

アメリカは表面的に年齢など関係ない社会であるため日常気にならないのだが、日本に帰るとやはり自分の年代と社会的にどのように見られるかはそれなりに気になる。

 

 

日本ではいつも"~らしさ"が求められるからね。

 

 

自分的には30代の後半はまだバリバリチャレンジできる年齢の認識なので、

今年もびびらず社会の歯車として回転していきたい。

 

 

2024年の目標設定

 

  • 貯蓄目標:5,000万円達成

 

やはり一番は2023年未達成に終わった貯蓄目標に力を入れること。一日も早く達成したい。

 

この使い道は帰任後の不動産投資拡大のための資本金なわけなんだけど、最近はより具体的に使い道を考えている。

 

 

まず1,000万円を資本金に法人設立するつもり。最終的に10億単位で資金調達をするためにはやはり法人化は避けられないようだ。

 

資本金1,000万円の理由は均等割りの税金が安く抑えられるぎりぎりのラインだから。

 

だから資本金1,000万円の会社が多いんだな。

 

なので1,000万円を超える部分は会社への貸付金として処理しようと思う。

 

そして法人名義で1棟目を取得し、一日も早く経営の実績をつくる。そのための種銭としての5,000万円だ。

 

  • 読書:世界の名著を月1冊読了

 

例年同様、条件は海外でも読まれ続けた書籍を選ぶこと、ジャンルは問わず。

 

改めて人生を振り返って思うのは、読書と音楽が今日の自分を作り上げているということ。

 

私はあまりフットワークが軽い方でもなく、旅をすることへの欲求もかなり低い方なので仕事の出張以外でのプライベート旅行は片手で数えるほどしかない。

 

しかし私は読書/音楽と自らの脳・精神を通じて縦横無尽に世界と過去未来を旅してきた自負がある。

 

正直アメリカに来たことも偶然とは思っておらず、アメリカで書かれた本を青春時代にいくつも読んだおかげで、私の潜在意識内に「アメリカには日本のちょっと先の未来がある、いつか肌で感じてみたいな」という情報・感情が蓄積されていたのだと思う。

 

たった1,500円で地球の裏側や宇宙までの旅ができる素晴らしい趣味、それが読書(DOKODEMO-DOOR)

 

  • 家族:アメリカのどこかを家族で旅行する。旅行の内容・感想をブログに書き留める

 

上記と矛盾するが今年は家族で旅行することにいくらか時間とお金を費やしたいと思う。

 

これまで職場の同僚からなぜ旅行に行かないのか、と問われ続ても動かざること山の如しだったのだが、

 

正直年齢の割にお金を貯めすぎてる自分がちょっと健全でない気もしてきた。

 

少しくらい経験や家族の思い出に使わないと、人生のバランスが悪い。

 

駐在ビザの残り期間も少なくなってきているので、とりあえず本当に見てみたいところは最低限ピックアップして見物しておきたい、子供もそれなりに動けるようになったし。

 

  • 仕事:貯蓄目標5,000万円達成までとにかくつなぐ

 

意識の低い目標にも見えるが、この"単に仕事をやり続ける、中途で折れずに生き残り続ける"ということは自分にはとてもハードルの高いことだ。

 

資産形成のすべてはこの本業の仕事で生き残り続けたことが大きく寄与している。

 

上場企業で勤め続けたおかげで不動産を4つも取得すること(借入すること)ができた。5千万円の貯蓄に手が届くところまで来れた。

 

これらの成果はすべてひとえに"やめずに働き続けたこと"が一番の要因だったと思う。

 

今年も心・技・体を総動員し、とにかく途中で"死なない"ことを最優先事項として仕事に打ち込みたい。

 

帰任まであと少し、仕事のパフォーマンスや評価はなんでもいいから何とか生き残ってみせる。

 

 

おわり

 

アメリカ駐在生活 925日目 家計の貯蓄状況

 

2023年の貯蓄

 

なんやかんやと3度目のクリスマスを米国で迎えている。

 

人間はどんなツライ環境にも順応していくというが、本当のようだ。

 

2年前の自分には2年後の自分を想像する余裕など全くなかった。

 

毎日味わう無能の屈辱と、頭脳労働や英語ができないストレスにさいなまれ続けていた最初の1年間。

 

 

 

その日1日をどう乗り切るか、次の一時帰国まであと何日か、そんな感じで1日1日を数えながら駐在生活を送っていたなー。

 

 

それが今や3年目を迎え、淡々と日々をこなしている。人間の適応力ってすごい。

 

 

今年は精神的疲労の蓄積により1週間くらい全く業務ができない状態に陥るなどギリギリの場面もあったが、持ち前の図太さで何とか今年をやり切った。

 

 

 

今までたくさん逃げ出したくなるようなギリギリの場面があった。

 

 

なぜ自分は我慢できるのだろうか?

 

 

そう、That's all for money.

 

 

 

金持ちになるための技能と種銭を蓄積するためなら、体が動かなくなるまで踏ん張れるだろう。このシンプルな目標を忘れてはいけない。

 

 

我慢の源である今年の貯蓄状況をここに記録しておく。

 

 

 

2023年12月21日時点の家計貯蓄状況(金融商品含む)

 

  • 共有貯蓄 9,350千円
  • 学資積立 6,250千円 ※積立元本
  • 株式投資 9,205千円 ※売却時税金を除く現時点の評価額
  • 自分預金 16,462千円
  • 米国預金 3,220千円
  • 妻預金  3,200千円

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Total.     47,687千円

支出予定     ▲300千円

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Total.                   47,387千円

 

 

振り返り

 

今年の目標は5000万円達成であったが残念ながら結果は未達になりそうだ。

 

 

未達成の理由:1棟目の小規模アパートを売却するつもりでこの売却キャッシュフローを見込んでいたが、売却を見送ったため(※思った以上に海外にいながらの不動産所有権移転のプロセスが面倒であった)。

 

 

昨年の年末記事( 

 アメリカ駐在生活 563日目 2022年目標 貯蓄 4000万円達成! - アメリカ駐在生活 はやく日本へ帰りたい


)を確認すると、2022/12/11時点で40,762千円であったので約6,600千円の増加であった。これは指標にしている年間700万円のセービングをやや下回る。

 

原因はアパートの稼働が例年に比べて落ち込んだためである。

 

 

今年は5000万円には届かなかったけれど、来年6月までには間違いなく達成できているであろう。

 

 

順調だ、あと6か月駐在生活を続けることに全力集中したい。それ以降はおまけのボーナスステージだ。

 

 

来年には日本帰任の話も出ると思われるのでうまくいけば日本へ戻り、貯まった5000万円のキャッシュで不動産投資拡大を再開する計画だ。

 

インフレが進む現在の経済市況下でこれ以上の現預金貯蓄は正直お金を腐らせてしまうと思っている。さっさと投資に回してしまいたい。

 

家族を含め2023年も健康に乗り越えられたことに感謝しよう。

 

がんばれオレ。

 

 

おわり