ばっちりど真ん中でScamにひっかかり、クレジットカード3枚を止めちゃいました、どうも米国駐在員です。
※Scam(スカム)=詐欺を目的とした活動全般(個人の情報やお金をサギることを目的とした偽サイト、偽テクストやEメール)
人生初めてひっかかってしまった。マジショック。
スカムのテキストメッセージからアクセスした偽サイトにしっかり自らカード情報を入力してしまった。
今回のケース
米国ではクレカの情報詐取は日常茶飯事のようで、
カード会社に問い合わせるとすぐに不正利用アカウントの取り消しと再発行に動いていただけるので結果的に格別の被害はなく、各サービスのカード情報変更の手間だけで済んだ。
が、異国の地にいると違和感に気づけず詐欺にかかる可能性が高いことを、今回のケースで身をもって理解した。ほんとど真ん中でひっかかったんだよな。。。
世の中のために一つのケースとして記録しとこう
①オンラインで靴を購入(このサイトで配送住所などを入力)
↓
②翌日、配送会社(USPS)からテクストメッセージを受信。
「配送住所が正確でないため、下記リンクから再度配送先情報をご入力ください」
という内容。Confirmation Emailを見ても正しく入力しているはずなのだが、
「まぁアメリカ適当だからなんでも起こりうるしな」、と考え何も疑わずテキスト内のリンクへアクセス
※米国では過去2度ほど配送ミスの被害をくらっていたので全然あり得るなと思っていた
↓
③リンクへ入ると、USPSの配送先再入力画面へ移行。素直に住所入力。
すると「本来行くべき別の物流倉庫に荷物が移動しているため、再度配送ルート調整に$0.3かかります、クレカ情報を入力してください」の表記
俺が負担するんかい!と思いつつも
「まぁアメリカのサービス適当だしな。。。」
と何も疑わずにクレカ情報入力。すると、
「カード情報がアクセプトできません、別のカードでお試しください」の表示
「は?今日もカードはちゃんと使えたのにおかしいな。。。でもアメリカクソだしどんなトラブルでも起こりえるしな。。。」
と考え、別のクレカ2枚でトライするも受付できません、のメッセージ。
↓
④むかついてそのまま手続きをやめ放置。
もう荷物届かなくていいか、という気分になる
↓
⑤翌日、靴を購入したサイトから``荷物が発送されました``のメッセージと追跡リンクが届く。
追跡してみると、きちんと正しそうな配送ルートが表示されている。
ここで「あれ?」となる。何が正しい情報なのか分からず不安になりイライラする
↓
⑥2日後にクレカ会社から「怪しいTransactionがあります。これはあなたの取引ですか?」のメッセージが届く。
その後たて続けに2枚のカードも不正使用っぽいものが確認される。
うち1枚は日本でしか使っていないはずのクレカでの不正使用だったので、やっちまった!とここで詐欺られたことを確信する。
⑦靴は無事に届く
洗練されたオンライン上の詐欺(Fraud)
いや、今回のFraudは本当に絶妙だった。
最初のテクストが届くタイミングも絶妙だったし、配送情報再入力のサイトも何の違和感もいだかないくらいナチュラルな作りであった。
米国はITサービスが日本とは比べ物にならないくらい洗練されて進んでおり、
公的な手続きも大部分がオンラインですぐに完結できる。
そういう社会の前提もあって、何の疑いもなく手続きを進めてしまったわけだ。
米国はIT詐欺の分野もかなり進んでるわ!と思いました。
そもそもなんで俺が靴を買ったタイミングを知ってんだよ。
ネイティブの人らであれば違和感に気づくのかもしれないが、異邦人の私は全く違和感に気づけなかったので相当ショックだった。
行きつけの床屋さんにこの話を伝えると、まぁ割と普通にありますよねって感じ。
巧妙に作られたアパレルの偽サイトを通じてカード情報を盗まれたりもあるあるパターンらしい。
クレカ会社もこのような詐欺には慣れっこなので日本よりはるかに迅速に再発行の処理が進んだ感じ。
これから日本もあらゆることがオンラインに切り替わっていく中で、似たような詐欺の件数は増えるかもしれない。
え、すでに日本でも似たような事例って沢山あるのかな?おれのITリテラシーが低かっただけなのかな?
とにかく、みんな気を付けような!
おわり