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アメリカ駐在生活 1038日目 弱者(ぼく)の生き残る戦略

何にフォーカスするべきか

 

最近あった嬉しいニュース:

リスケになっていたAerosmithのコンサート日程がついに決まったこと。

 

スティーブン・タイラーの喉の調子が悪くなったため、昨年の公演は延期になっていた。

リスケするとのことだが3か月たっても4か月たっても音沙汰ないのでチケ代返金してもらおうかと考えたが、まだ完全にイベントキャンセルにはなっていなかったため、返金不可の状態が続いていた。

 

チケットサイトに「これは詐欺だ!金返せ!」と苦情レビューを書き込んだ1か月後に公演日決定の連絡がきた!

 

まったく焦らせやがって。。。。。

 

何とか駐在中には観に行けそうだ。

 

メンバーの年齢的に今見とかないと、もう今後Aerosmithをフルメンバーで拝むチャンスはないかもしれんな。もうおじいさんなので何が起こってもおかしくないのでまだ気が抜けない感じだ。

 

 

弱者の生き残り戦略について

 

昔学生のころにランチェスター戦略(弱者の生き残り戦略)についてまとめられた本を読んだ。

 

ランチェスター戦略の詳細は忘れたが、もとは軍事の戦略論であり、戦いにおいて勢力の弱い側・物量で劣る側がどのように戦えば強者に勝てるかを研究した理論であったと思う。

 

これはまさに自分のためにある考え方ではないか!と目からうろこが落ちたことを覚えている。

 

ずばり、この戦略をひとことで言うと弱者が強者に勝つための基本戦略は「一点集中・一点突破」であるという。

 

私はスポーツや勉強などの努力が必要な健全メジャー分野で格別抜きんでた経験もなく、

 

生活習慣や育ちもまあまあ悪かったので会社員などのまっとうな世界で生きることがとても不安であった。絶対に適応できない、と思ってた。

 

 

自分が弱者かどうか?というのは相対的なもの・環境によると思うが、会社における私は間違いなく弱者側(マイノリティ)であると思っていた。

 

 

家族や周囲の人間に"背広を着る会社員"というモデルがいなかったし、隙あらばズルや盗みも厭わない怠惰でモラルの低い奴らばかりのレイヤーにいたし、

 

まっとうに生きている真似するべきモデルがなかったので、会社員としてやっていけないと考えていた。

 

なので私は比較的早い段階からまんべんなく、平均的に物事をそつなくこなす人間を目指すのは諦め、

 

自分の興味ある分野と比較的得意なことに一点集中しその他はすべて切り捨てる・諦めるという方針をとって生きてきた(※ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン戦略)。

 

学校でも会社員でも世間でも、物事をバランスよくそつなくこなすことが好ましいとされている。

 

通知表に"5"が1つ2つあるが、その他はすべて"1"や"2"ということよりも5は一つもないけど全科目において3未満はない、みたいな方がまだ好ましいと思われる感じ。

 

そりゃそうだ、自分も仕事を人に頼むのであれば1があるやつに頼みたいとは思わない。

 

バランスよく全体に気を配ってくれる優等生に頼みたいだろう。

それでも大抵の人間そんなにうまくできていない。

 

 

偏りのひどい人間はサラリーマン社会で不遇な目にあうことが多いが、

 

 

いち早く自分の偏った特性を把握し、戦略的にリソース配分することで人並みに生きられる、何なら強者にも勝てるということが多々ある。

 

下記に私が弱者として徹底してきた方針を記す。

 

 

(戦略1)通知表オール4~5の奴らと張り合おうとしてはいけない。残念ながらあなたは神に選ばれた人間ではない

 

 

私の職場にはたまたまだが学生時代オール4~5しかとっていないような奴があふれている。

 

彼らはバリバリ仕事をこなしながらも、家族や職場の人間関係、業務外のゴルフもそつなくこなし、家事や料理も人並み以上に手伝える超人だ。

 

願わくば私もそういう人間でありたかったが、残念ながらそっち側ではない。

 

 

世の中には頭のいい奴、仕事が鬼ほどできる奴、そつなく膨大なマルチタスクをこなす奴なんて山ほど腐るほどいるのだ。

 

そんなのと張り合うことは誤った戦略だ。仮に一時的にごまかせても継続できない。

張りあえたとしてあなたとそいつらの給料は3倍も違わない、費用対効果が悪すぎる。

 

 

レッドオーシャンに自ら入り、終わりのない苦しいハイレベルな戦いに苦しむべきではない(どうせ勝てない)。

 

自分は優等生ではなく、メルセデスベンツ(のロゴみたいなパロメーターを持った)みたいな人間なのだと認識すること、自分が客観的にどういうポジショニングの人間なのかを早い段階で見極めることが肝心だ。

 

間違ってもオール4や5を目指そうと思ってはならない。社会は学校ではないのだ。

 

私(弱者)のリソースは周囲の人間と比較してかなり限られている。

 

この限られたリソースをどこに振り向けるかは慎重に戦略的に決めなければ生き残れない。

 

 

(戦略2)自分が得意/有利なフィールドにリソース一点集中

 

ありきたりだけれど、弱者は自分の得意なことに・できることに一点集中しなければならない。限られたリソースを薄く広く配分してはならない。

 

「ここだ!」というポイントに能力全フリしなければならない。

 

自分が絶対的に自信のある領域は下記だ。これは本気で負けない自信がある。

  • 対人間コミュニケーション
  • 不動産投資とお金への情熱/執着
  • 音楽や読書への情熱(消費者として)

 

これまでの会社員人生において、私はほぼ対人間コミュ力一本やりで生き残ってきた(=抜きん出た特技や専門性なし)。

 

 

全力で相手の話を傾聴し、仕事の結果はどうあれ上司や同僚からの覚えをよくしてもらうべくコミュニケーションに全エネルギーを集中してきた。

 

 

自分の専門性ではなく、ノリと気合で生き残ろうとすることはとても精神的にきつかったが、自分にはそれしか武器がなかった。

 

(ちなみにいま駐在中で苦しんでいるのは、英語力の不足によりこの一番の強みのコミュ力が存分に発揮できていないことだ)

 

プライベートにおいては不動産投資とお金への執着心を活かし、4つの不動産と貯金5000万円を30代半ばで持つことができた。

 

これは間接的に仕事にもプラスの影響を及ぼしている。経済的な余裕が増すほど、より得意なことや好きなことに集中しようと思えるしできるようになる。

 

 

仕事でもクビになることにビビらなくなり、強気で攻められるようになる。

 

 

とにかく自分の強み・関心をいち早く把握し、社会で活かせるポイントを見つけだし、一点集中すること(無駄なことはやらない)、これを継続すること。

 

これが本戦略の基本方針である(あくまで俺の解釈)。

 

 

学校で教えるべき

 

自分のように偏った興味・関心しか持てないことや、能力の偏りに悩む青少年は今も昔もたくさんいると思う。

 

そういう人たちのためにぜひこのランチェスター戦略の基礎を学校で教えてあげてほしいね。

 

この世で生き残るための超実践的な知識だから。

 

 

おわり