アメリカ駐在生活 はやく日本へ帰りたい

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アメリカ駐在生活 747日目 家計の貯蓄状況

 

しばらく貯蓄の話題を忘れていた。

Money Money



年も半ばなので記録しておこう。

 

最近は日本株の継続的なアゲが半端じゃないですね(日経平均 33,000円超)。

 

 

日本の市場に長らく関わってきた人たちにとっては感慨もひとしおなのではと思うよ。

 

この33,000円まで長い、ながーい停滞だったのだから。

 

自分が就職したとき、民主党政権下の日経平均は8000-9000円で推移していた。

 

 

世界に名だたる日本のグローバルカンパニーを全て含めてこの水準だ、今振り返ると本当に信じられない。

 

 

自分は株にはあまり詳しくはないものの、いくらか日米個別株で保有しているんでそれなりに経済のマクロなトレンドに関心はあるつもり。

 

 

持っている株(日米株)のほとんどが上昇し続けており、デフレマインド日本人の自分にとっては逆に不安になってくるレベルだ。

 

 

米国にいると、物価や賃金が短期的には上下しながらも中長期にはずっと成長していくことが何の違和感もなく信じられる。

 

 

米国では総合的には、リスクを取った分きちんとそこに応じたリターンがあると信じられる。

非常にlogicalな経済がある。

 

 

日本はそうではなかった。

 

 

十分な利益を出した企業の株が何故か上がらないのだ。間違いなくその決算でB/Sの純資産は大きくなっているのにだ。本当に意味の分からん市場だった。

 

 

家計の貯蓄状況(2023/6/18時点)

 


自分口座①   11,373千円

自分口座②           7,000千円

自分口座③           3,920千円

自分株式    7,311千円(税控除の益含む)

妻預貯金    3,800千円

子供口座    2,600千円

学資保険    6,061千円(積立元本)

米国口座    1,950千円($1=135円換算)

------------------------------------------------------------

Total.                   44,015千円(6/18/2023)

未払固定資産税 ▲225千円

-----------------------------------------------------------

Net Total.            43,790千円

 

2023年始からざくっと300万円程度の増加だ。

 

アパートの稼働が落ちており、貯蓄が貯まるペースは一時落ちているものの、目先にせまったボーナス・月給を考慮すればネットで4500万円くらいだろう。

 

 

今年は不動産売却を見込んでいたが、一瞬体調を崩したのと、海外からの不動産売却手続きが面倒くさそうだったので来年以降に見送った。

 

とにかく、5000万円の峠が見えてきた。

 

なんとか売却なしで年末には5000万円まで持っていきたい。

 

 

途方もない金額だと思ってたけど近づいてきたら何てことないね。

 

そりゃそうだ、貯金額なんてただのデータだからね。

 

それでも、スーツとギターと奨学金の残債だけで就職したばかりのときから、0から、いやマイナスからここまでこれたことは大きな自信だ。

 

きっと自分は経済的に豊かになれると思うし、そうなるように考えて生きてる。

 

 

5000万円貯めたら、次は"攻めのフェーズ"だ。

貯めた金には執着せず、思いっきり世に放つのが最も重要。

 

 

必ずサラリーマン辞めたる。

 

 

終わり

 

アメリカ駐在生活 719日目 日本のサラリーマンが一生に稼ぐお金の価値

生涯賃金



 

なんか最近気づいたけど、

 

アメリカ駐在ブログと言いながら、全然アメリカのこと書いてないな。。。

 

ブログネタだったとしても、

 

プライベートに仕事とかの話思い浮かべたくないんだよな。

 

だからマジでずっと日本のことばっかり考えてる。

 

ろくにアメリカについて伝えることができない俺なんか、駐在員になるべきではなかったのだ。

 

 

 

一般的日系サラリーマンの生涯年収

 

あなたは自分が生涯にいくらくらいのお金を稼ぎだせるのか、真剣に考えたことはあるだろうか。

 

よくリーマンの生涯年収は3億とか2.5億くらいとかメディアで見たことがあると思うが、

 

それがいったい"何が""どれくらい"消費できる金額なのか考えたことはあるだろうか。

 

大卒サラリーマンの現役時代収支

 

おおまかであっても、

 

数字でリアルに物事を把握することはめちゃ重要である。

 

今日はざっくり計算で私なりにこれを確認してみたい。

 

 

収入の試算

 

 

まず収入をどのように仮定するか、参照した日経キャリア転職版の2022年調査によると、20〜50代(平均年齢41.6歳)の大卒年収平均は745.8万円、中央値は640万円であった。

https://career.nikkei.com/knowhow/income/002342/

ここでは中央値の640万円が新卒の23歳から40年間続くとざっくり仮定する。

 

 

これは何事もなく順調に大企業で大卒サラリーマン生活を勤め上げた人の前提だ。

 

 

640万円×40年=2億5,600万円(A)

 

手取り換算として、75%がけとする

(A) X. 75% = 1億9,200万円 ← 現役40年で受け取る手取り

 

退職金は、大卒大企業の満額支給平均が2,200万でしたので、キリ良く2,000万円程度としましょう。

 

支出の試算

 

クレヨンしんちゃんに習い、近代日本国家が平均的な家族世帯構成と考えている4人核家族(夫婦+子2人)を前提に考える。

 

 

正直漏れている支出項目も多々あるが、あくまでざっくり理解するためなのでご容赦ください。

 

 

なんとなくイメージされる"人並み"に生きようとすると、少なくとも下記の支出項目が発生するであろう。

 

細かく計算するのは面倒臭いので、ザクッと下記で考えた。

 

 

○住居費: 税込み 4,400万円(うち4000万円を35年ローン、利率1.00%で返済すると総支払い額4,700万円)。結婚と同時に購入。

 

○固定資産税・自宅メンテ積立:  ざっくり年間25万円とする。25万円×30年=750万円

 

○生活費(住居費除く食費・光熱費・保険・自動車維持費・生活雑費等):

当初10年(独身):20万円×12ヶ月×10年=2400万円(※単身は生活費に賃貸家賃込み)

11〜40年目(所帯持ち):28万円×12ヶ月×30年=10,080万円

 

○教育費

子2人とも大学だけ私立とし、0-18歳までの習い事も含めて1,000万円/人とする。

1000万円×2人=2,000万円

(正直全ての教育費を網羅していないがざっくり計算なので無視)

 

○車両費

子育て期間中に新車を2回購入(10年ごと)するとする

250万円×2回=500万円

※税金や保険料等の維持コストは生活費に含まれるものとする

 

○娯楽費

年間25万円と仮定

25万円×40年=1,000万円

正直少なすぎると思うが、取りあえず控えめにしておく。

 

現役40年間の収支

 

収入   

    給与  19,200万円

 退職金  2,000万円

支出

 住居費 4,700万円

 維持費 750万円(固定資産税+メンテ)

    生活費 12,480万円

 教育費 2,000万円

 車両費 500万円

 娯楽費 1,000万円

-----------------------------------

収支  ▲230万円

 

 

如何だろうか?

 

 

これを見てどのように感じただろうか?

 

 

正直言ってこの試算における収入/支出の想定はかなり楽観的なものである。

 

 

大学を卒業しマジメにコツコツ年間平均640万円を一度も途切れることなく40年間稼ぎ続け、

 

人並み(大企業水準)の退職金2,000万円を受け取り、

 

家族で海外旅行などには一度も行かず、

 

 

大衆車を一台10年間乗り潰し

 

 

子は高校まで公立校で教育を済ませて頂く。

 

 

自宅は郊外の極々一般的な水準の戸建てを購入し、死ぬまで住み倒す。

 

 

まず収入の想定についてだが、

 

一体今の日本に新卒から63歳まで額面年収640万円をキープし続け、退職金満額2,000万円を受け取れる人がどれだけいるのだろうか?

 

このケースのサラリーマン以下で暮らす人々が一体日本にどれくらいいるだろうか?

 

 

変化の激しい現代において、これはかなりうまく勤め上げたケースにはいるのではなかろうか?(退職金合わせ、総額面収入額は2億8,000万円)

 

 

個人的な経験だが、サラリーマンをたった10年やっている間にも

 

絶え間ない仕事のプレッシャー、キツイ上司に適応せざるを得ない中で

 

 

「あ、もうダメだ。これ以上働けない」

 

 

と限界を感じたタイミングは何百回もあった(私の職場がブラックなだけだが)。

 

 

年次を重ねる毎に、会社員の精神的・肉体的負担、しがらみの面倒臭さはどんどんどんどん高まっていく。

 

ヤバいくらいソリが合わない上司・同僚に出くわすことは、40年間の間に何度も何度もあるだろう。

 

 

世間的にそこそこの中堅大学を卒業し、

 

人に言っても恥ずかしくはないそこそこの企業に就職し、

 

色んな苦悩や人生のトラブルを乗り越え40年勤め上げるというそんなウルトラCを無難にこなし、

 

"人並みに"慎ましく暮らした結果が収支マイナス230万円なのだとしたら、貴方はどう思うか?

 

支出想定は全くインフレを考慮していないが、

昨今の金融緩和や世界のインフレトレンドを考慮すれば、もっと収支は悪化するはず。

 

奥さんが年100万円以下のパートで20年間サポートしたとしても、老後資金2,000万円に届かない。

 

 

私は多くの日本人にこの事実を知ってほしいと思う。平均以上のサラリーマンが「人並みに」労働収入のみで暮らした結果、

 

老後の金は全く残らないという事実に。

 

そしてできる限り早期に何らかのアクションを起こして欲しいと切に願う。

 

そんなことをかなりマジメに考えた、日曜の午後であった。

 

 

終わり

 

アメリカ駐在生活 710日目 駐在生活もうすぐ2年、時の流れ牛歩のごとし

 

アニバーサリー

 

まだ会社辞めてません。

 

私の辞める辞める詐欺も、はや12年、、、

 

そして駐在生活もはや満2年を迎えようとしている。

 

 

ここまで長くいられるとは思わなかった。

本当にこの2年は5年くらいの時間に感じられるくらい濃厚な時間だった。

 

まずは健康に何とか駐在生活2年を耐えてきた自分の体と精神に感謝したい、そしてご先祖様にもfrom the bottom of heartで感謝したい。まじ感無量!

 

 

だから早く日本へ帰してくれ。

 

 

 

社会にでてからの12年、気の遠くなるような長い12年

 

 

よく大人になると、時間の流れが速くなっていくとか言うけど、

大学を出て会社員になってから正直一度もそんな風に感じたことはなかった。

 

 

特に社会人最初の7年くらいは、「ここは精神と時の部屋なのか。。。?」と感じるくらい長く感じられたものだ。

 

 

なぜか?

 

 

会社に通うこと、仕事をすることが死ぬほど苦痛で毎日思い悩んでいたからだ。

 

 

 

仕事は誰もやりたくない泥臭い営業だったので、毎日勝手に感じる結果へのプレッシャーや、自分の理想と現実のギャップが日々押し寄せてきて、そのたびに悩んでいた時期だったと思う。

 

 

 

駐在中の今とはまた異なる苦しさで、やたら時間の流れを遅く感じていた。

 

 

 

同様に気が遠くなるほど時の流れが遅く感じられたのは、受験失敗したため不本意に進学した高校での3年間であった。

 

 

小中学生は夢のように楽しかったためあっという間に時間が過ぎていったが、

 

まともに勉強せず高校受験に失敗し何も考えず進んだ私の母校は、

 

まるで北朝鮮のような、日本国憲法にうたわれた基本的人権が適用されない治外法権エリアであった。

 

 

服装や髪型の厳格な管理のみならず、思想の自由すら制限されるような環境であった。

 

ラジオ体操(第2)を5人一組でテストされ、合格するまで1,000回くらいやらされた。

 

それまで本当に何も考えず、何にも縛られず自由に過ごしていた私は毎日24時間が72時間に感じられるほど辛く、耐えがたかった。

 

一度耐えきれなくて学校辞めますと担任に伝えに行ったこともある。

 

 

学校外のバンド活動や、友人らと過ごすふざけた時間こそが本当の自分の人生であり、この学校生活は現実ではない!ヴァーチャルアバター空間なのだ!

と本気で思いこまないと頭が狂ってしまいそうな環境だった。

こんなクソ学校にわざわざ奨学金を借りて通っている自分が死ぬほど情けなかった。

 

 

この恐ろしい学校生活が現実であり、自分の人生の一部なのだと受け入れるのにまる5年くらいかかった。ほんとトラウマになった。

 

 

そんな3年間を過ごしたので、その後の大学生活は思い出すと涙が出そうになるくらい自由で素晴らしい時間に感じられたのは言うまでもない。

この時間は本当に「あっ!」という間に過ぎ去った。

 

 

わかったこと①:苦痛や苦悩が多いと時の流れは遅くなる



ポジティブに考えると、新しい出来事や経験に日々直面し続けると時の流れが遅く感じられるのではとも思う。

 

部署移動してからのここ5年くらいは毎日分からないことが出てきて、

 

ひたすら精神と体力しか使っていなかった営業マン時代と比べると、

 

知識や思考力を求められる機会が格段に増えた。

 

本当に勉強しないと職場の人が日々話していること、使用している言葉や概念が全く理解できない状況だったので、よく資格の勉強や業務に関連する書籍も読んできたなと思う。

 

駐在が始まってからも、また3歳児から人生スタートしたかのようなわからないことだらけの生活であった。毎月「何じゃこりゃー!!!」みたいな課題が出てくる生活だったな。

 

 

こういう時間も辛かったけれど、勉強するごとに、経験を得るごとに自分が少しづつ進歩している・2足歩行の人類に近づいていっていることを感じられる素晴らしい時間だったな。

 

子育てや家族生活を通じて、今まで経験したことのない感情もたくさん味わった。

 

 

わかったこと②:日々新しいことに直面すると時間の流れは遅く感じられる

 

 

自分はせっせと働き、お金を貯め、投資をしながら自由で経済的苦痛のない人生を求め日々頑張っているんだけど、

 

もしそういう生活が実現できたとして、完全なるストレスフリー空間にいられるとして、

 

俺はどんなふうに時間の流れを感じるのだろう、と考える。

 

 

それは間違いなく恵まれた幸せな時間だけれど、意識せずにあっという間に時間が過ぎ去っていきそうな気もする。

 

それはそれで人生の時間がもったいないようにも感じる。

 

やはりほどほどの苦難やストレス、不自由も、自由の喜びを感じるために必要な人生のスパイスなのかもしれない。

きたこれ神リリック。

 

とにかく2年頑張った自分おめでとう、今日はお祝いに焼き肉行ってきます。

 

Best,

 

アメリカ駐在生活 652日目 一人になりたい。。。

 

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最近家族で過ごす時間を苦痛だと思っている。

 

仕事でダウンして、精神的余裕のないときに家族と週末も過ごすのが正直死ぬほど辛い。

 

小さい子供がいる人はみな同じだと思うが、子供が起きている時間帯に家にいると5分に一度は話しかけられ、

 

本を読んでいても動画を見ていても途切れず集中できるということがない。


 

通常であれば、家族といるときは自分の時間わ諦めているので堪えられるが、今みたいに疲弊しきっているとき、完全に一人になれない状態が続くのは本当にシンドイ。

 

ときどき家族など持たなければ良かったとさえ思う。

 

海外駐在中の身がこの一人になりたい気持ちに拍車をかけていると思う。

 

勝手知ったる日本であれば、ほっておいても家族生活は回る部分が多いし、

 

ストレスが溜まれば気心知れた友人と楽しく飲みに行ったり、

 

気軽に地元に帰ることもできる。

 

 

アメリカでは平日の現地校送迎、週末の日本人学校送迎、宿題サポート、

 

買い物にしても目的地までフリーウェイに乗る必要がある場合は妻ではなく自分が運転する必要があり、とにかく家族との時間が濃密になる。

せっかくアメリカにいるからと休みに出かけることも多い。

 

東南アジアの駐在などであれば、ゲーテッドエリアの高級コンドに住み、お手伝いがついたり、常にタクシー・ハイヤー利用で自分で生活雑務を全てやる必要もない。

 

子供の小学校にしても大抵日本人学校や駐在員らのためにあるようなインターナショナルに通わせるケースが大半であろう。

 

しかしアメリカは運転も学校手続きも何もかも現地の人同様に自分達でやる必要がある。運転免許もな。

 

日本と昼夜逆の時差も典型的なキツさの一つだ。

 

 

四六時中メールが入りまくる、日曜日の夜はすでに仕事が始まっているような感覚になる。

 

 

アジア圏にいるときのように日本人だからといって何となく優位に立てることもなく、アメリカは良くも悪くも対等であるので、慣れない人間には本当にタフな環境だ。

 

 

そんなところで仕事だけでいっぱいいっぱいの人間が、

 

 

プライベートで家族サポートをやっていたら一人の時間などあるはずもない。日本のような娯楽もない。

 

 

私は昔から家族と過ごすタイプではなく、常に自由に友人の家を渡り歩いて自分勝手に過ごしていたので、四六時中家族と過ごすことに耐えられない。

 

これは家族への愛情とはまったく別の問題なのだ。

 

生活費だけを稼いでくるだけでよければ何と楽であろうか。

 

男にはいくつになっても1人で自由に過ごす時間が必要なのだ。

 

とにかく今は早く全てから逃げ出したい心境だ。

もう十年以上も必死で我慢してクソリーマン生活頑張ったんだから、

一年くらい休んでいいよな。

 

もう疲れた。。。。。

 

 

アメリカ駐在生活 645日目 アメリカのホームレス怖えぇぇぇ!!!!!

Phoenix Downtown

 

どうも、まだ仕事は辞めてません。

 

先月のメンタル疲労からくる体調不良から何とか表面上は復活し、

ごまかしごまかし仕事をしております。

 

もうどう思われてもいいわ、てな感じで今は適当に流している感じ。

 

以前のような常に張りつめて、一つも情報を聞き逃すまいと緊張しっぱなしの状態はどこかへ行ってしまったようだ。

 

そんな状態なんだが、先日出張でアリゾナ州Phoenix(フェニックス)という街に滞在してきた。

 

 

フェニックスダウンタウンアメリカのホームレス怖えぇぇーー!!!

 

 

ダウンタウンエリアに滞在していたのだけど、昼食にマックを買おうと思い、

滞在先のホテルから西側へ徒歩で向かった。

 

明らかに通りを一本隔てると雰囲気が変わる。

昼間からホームレスの方々がうろうろと行く先もなくぼろ切れを手に歩き回っている。

 

 

「ファッ○ン○v×@!、ファッ◯ン$#&%&KG!!」

 

 

と叫びながら、こちらを睨みつけながら、ぐるぐると歩道を歩いている黒人ホームレス(最初ストリートラップしてるんかと思った)、

 

 

いきなりモンスターエナジーの飲みかけ缶をこっちに投げつけてくるhomeless、

 

 

 

「なんなんだよ、このエリアは。。。。最悪や。。方向間違えたわ!」

と思いながら全力で目を合わさぬよう通り過ぎる。

 

 

ホームレスの前を通り過ぎたあと、背後でどでかい「ドンッッッ!!」という衝撃音がなる。

 

 

何事かと振り返ると、先ほどのホームレスが持っていた大きな水筒をビルのガラスめがけてぶん投げていた。Oh no......

 

 

強化ガラスだから割れてはいないようだが、さすがの好奇心旺盛な私も、危険を察知し早歩きでその場を離れた。アメリカの基地外は日本のそれ以上に何をやりだすか分からん怖さがある。

 

 

「何なんだよこのエリア、超こえぇー。。。」と思いながらなんとか10分ほどで最寄りのマックに到着。

 

 

店内は、普段私が住んでいるエリアのマックとかなり様子が違った。

 

 

床に散乱するポテト、食べかけのゴミがそのまま放置された油まみれのテーブル席、明らかにホームレスと思われる客層、空気もなんとなく淀んでいる。

 

 

「大丈夫かここ?」

 

 

と少し不安な気持ちになりながらタッチパネルでビッグマックセットを注文しホームレスの客らとともに品物を待つ。

 

ビッグマックセットは税込み10ドルくらい(1,350円)だったと思うが、これでもアメリカの外食ランチとしてはかなり安く済ませている方である。おれはホームレスと同じランチ水準ということか。。。

 

 

前にいた白人女性のホームレス、ハッピーセット的なものを注文していたようで、支払いはキャッシュであった。品物を渡すときの店員の蔑んだ目が印象的であった。

 

 

ふと思ったのだが、一応まじめに働いて、アメリカでもマトモな学区に住んでいる駐在員の私と、ガチモンのホームレスとが同時に訪れるマクドナルドというお店、

 

世の中になかなかこういうサービスというものはないだろうな、マックってすげーなと改めて感心した。もっと株を買っておくか。。。

 

 

米国の光と影

 

はるか昔から認知され、何百万回も言い尽くされた事実だけど、アメリカの格差は尋常じゃない。

 

米国の強烈な資本主義と格差社会に少しでも触れると、きちんとコントロールされた半分社会主義な日本に生きるデリケートな日本人としては非常に複雑な気持ちになる。

 

低所得者でもスマホが持てて、普通にまともな公立教育が受けられる日本って逆にすごいのかも、と思わされる。

 

日本で言われている経済的格差なんて正直ママゴトなんじゃないか、と感じてしまうくらい米国の格差はパンチが効いている。

 

米国各都市のダウンタウンエリアでは、年収数千万のビジネスマンと気の狂ったホームレスが常に同じ通りに存在しているんだから。

 

私たち日系駐在員は、安全な学区/エリアに居住し、会社の保険である程度プロテクトされ、仕事でも学校でもマトモな米国人と接するので、アメリカとはなんと成熟し、洗練された多様性豊かな国なんだろうか、と日々感じる(実際それは事実である)。

 

何年か米国で暮らすと、ずっとアメリカに暮らしたいという奥さまや子供らがいつの時代にもいるだろう。

 

しかしながら、自分たちが触れている米国というのは、米国社会のほんの上澄みの一部でしかないのだな、と改めて思い知らされた。

 

先ほどのようなホームレスがごまんと生まれ続けている側面もまたアメリカなのだ。

 

 

それを知ったうえでこの国に暮らしたいですか?

 

 

今回の出来事のように、少し道を歩いているだけで、いきなり基地外がナイフで切り付けてくるかも、とかガンシューティングが起こるかも、と真剣に心配しないといけない社会って、やっぱり俺は暮らしたくないなと思う。

 

 

それでも、この国は非常に面白い。

 

日本ではあり得ないような強烈な社会の幅が、アメリカの魅力的なポップカルチャーやビジネスを生み出しているとも思う、まあ知らんけど。

 

 

 

とにかく、

 

 

 

 

二度とフェニックスのダウンタウンにはいきたくないぜ。

 

 

そこんとこ、ヨロシク!

 

 

 

終わり

 

 

 

アメリカ駐在生活 628日目 メンタル不調発生、退職決断のとき?

メンタルやばい



人生初、いや二回目くらいのメンタル不調に直面している。

 

PCに向かって業務をしようとしているのだが、どうにも頭が働かず、作業が進まない。

決断や判断がスムーズに行えない状態。

 

 

睡眠や食事はきちんと取って身体は元気、でもいざメールチェックして返信しようとすると、頭が働かないのだ。

 

 

わたし「キタこれ!遂にキタ‼︎‼︎、メンタル不調きた!YouTubeとかでみた体験談とおんなじやつ!」

 

私はヤベーな、と落ち込むと同時に初めての経験にやや興奮した。本当にこんな風になるんだな、って。

 

 

上司がクズ野郎に変わり、社内意思決定体制も変わったことで、もともと整理されていない組織の状態が更にカオスな感じで、

 

 

 

何してるのか意味分からない状態が継続していたので、遅かれ早かれこういう時期が来るであろうとは思っていたが。。。いま来た。

 

 

営業マンになってから2年目くらいに経験したギリギリメンタルと近い感じもする。

 

 

 

退職の決断をするべき?


 

そんなプチやばい状態なので、上司に伝えて数日休むことにした。

 

 

メンタル不調は無理すると後に尾を引く、というのが現代リーマンの一般教養だからね。

 

 

出張先にいたので、今はそばに家族もいないのだが、何も考えず、ひたすら寝てリラックスするうえではこの状態が好ましい。

 

 

今回のメンタル不調は、ずーっと考えてきた退職決断のキッカケになるのでは?と考えた。

 

 

過去10,000回は真剣に退職を考えたし、周囲には辞める辞める詐欺を長いこと働いてきた。

例.「(嫁に)オレは来月ぜったい辞めるぞ。準備しとけよ。」

 

しかし今日まで辞めずに働き続けてきた。

 

なぜか?

 

1. 退職できると思えるだけの最低ラインの貯蓄ができていなかったから(5,000万円〜)

2. 不動産投資/収入の規模が充分でなかったから。※ローン借入のために会社員の身分が必要

3. 身体に不調がでなかったから。まだイケる!と思えていた(※辛かったが)

 

 

1.と2.の要素については、正直安心を求め出すとキリがない。

 

結局いくらあれば安心できるの?と自分に聞いてみたとき、

 

「所帯があるならやっぱ1億円はー」とか考えていたが、

 

いくら貯金があってもお金の不安は消えないということも分かっていた。

 

投資規模も貯金に同じ。いまある分で何とかする、その覚悟をするというだけの話だ。

 

結局最後のキッカケはカラダに異変が起きたときだろうな、とは考えていた。

そして今がそのときなんじゃないか、と。

 

ひょっとして、自由へのカウントダウン始まっちゃってる?

 

正直今回のメンタル不調も、数日業務を離れて思いっきり寝れば治りそうな気もする。

 

 

ただ、直感的に「もういいかな」と思えたのだ。

今退職しても全く悔いがない、ということが身体の芯から確信できる感覚だ。

 

 

ワタシはまさにこの感覚を得られることを待っていたんだと思う。

 

 

退職後の段取りや資金繰りの計算をやっていると、もの凄い希望が湧いてきた。

せっかくアメリカになじんできた家族には申し訳ないんだけど、俺がハッピーじゃない状態が続くのは結果家族にもよくない(わがまま)。

 

「もうすぐ自由になれる!福岡に帰れる!」

 

 

大学生の時以来、10年以上感じなかった本当の心の平穏を感じたい、

 

翌日や今週の業務スケジュールを考えながら心ここにあらずの状態で子供と遊ぶことからの解放、

 

たまに地元の友人と海に行ったり居酒屋に行ったりできる、

 

数時間楽器の練習や読書に没頭できる、

 

映画視聴の2時間を勿体ないと思わず観ること、

 

効率主義からの解放、

 

こういうことを35歳のいま、目先のお金の心配をせず健康なカラダで味わえるなんて、人生最高の贅沢ではないか?

 

これを元気なうちに味わう為にこれまでの苦悩の時間があったのだ。

 

10年以上働いていると、そういう根本的なことを忘れてしまうのだ。

 

しかしもう迷いはない。

It's time to quit, 今がそのときだ。

 

 

とにかく今は、メンタル回復することに専念しよう。待っとけオレの自由。

 

終わり

 

 

 

 

 

 

アメリカ駐在生活 611日目 日本式組織・労働スタイルの限界…


仕事量ぱない

つらたん



 

 

仕事がしんどい、しんどい、しんどい。

 

ホンマにずーっとこの10年以上言ってるけど、今回はガチだ。

 

 

今にも衝動的に飛行機に飛び乗って日本へ帰ってしまいそうだ(家族いるのに)。

 

 

 

 

国内で営業マンやってるとき以来の追い込まれ感を感じている。

 

 

 

海外駐在員には何のストレスもなく楽しく過ごせる人もいて、日本へは絶対帰りたくないという人もかなりいるんだけど、

 

 

私は間違いなくそうではない方だろう。

 

 

いや、「日本に帰りたくない」というのはよく理解できるんだよ。

 

 

一度海外で日本人の変なしがらみや不合理さ、景気の悪さから離れて働く経験をすると、もう日本の労働環境に戻りたいとは思えないだろうことは理解できる。

 

 

またあの日本人ノリの奴隷労働に戻ったら、今まで以上に人生が苦しくなることは容易に想像できる。

 

日本の働き方・組織について考えたこと

 

 

海外ではワークライフバランスがー、日本人は働きすぎーと昔々言われていたが、ことアメリカにいる私が見た範囲で言えばアメリカ人の方が本当の意味でよく働いている。

 

ミーティングや業務終了の時間にもかなり厳格である意味日本よりPunctualだ。

 

 

日本人はただ職場に長く拘束されているか、本質的に仕事ではないことに時間とエネルギーを使いすぎているだけだと思う。

 

 

一定レベル以上のアメリカ人は、日本人のようにただ長く職場にいる、のではなく本当の意味で自分の職責を全うするべくピュアに働いているように見える。

 

特に若手エリートの人達は必要であればマジで週末も普通に仕事してる(但し相応の報酬が前提)。

 

 

アメリカにいると、本当の意味で働きまくれる。

 

 

しょうもない社内調整や、意味がないと分かっていながら、誰も絶対にみないと分かっている資料作成にエネルギーを使うのではなく、クソみたいな勤怠管理システムに邪魔されず本当に生産につながる労働に集中できる(ように感じる)

 

アメリカ人は明らかに必要ないと思われる作業は、マジのマジでやろうとしないからね。

 

資料を見れば読み取れるようなことを質問しても返信してこない。

 

一方でザ・ステレオタイプの日本人サラリーマン(私の会社)の社会では、

 

本当の価値を生み出すうえでその作業に意味があるかどうか、ということを議論することもはばかられる"空気"に溢れており、

 

「この作業やる意味あるんですか?」などと言おうものなら、

「このバカタレがー!意味があるかどうか考えるのは下っ端のお前じゃねーんだよ、黙ってやらんかーい!」みたいに罵倒され、

 

99%の人が意味がないと分かっていながら、淡々と「世界トップクラスの正確さと厳密さ」でもって意味のない作業を行えるのだ。

 

 

マジで第二次世界大戦で敗けるまでの日本軍みたいだな、と思う。

 

 

本部の作戦指示が根本的に間違っているが、空気読んで根本的な誤りや見落としを指摘/改善できず、我慢強く真面目な兵隊は恐ろしく実直に作戦をこなそうとする。

 

 

その作戦は実情を踏まえておらず、沢山の犠牲者を出しながら何の成果も出していないが、日本的組織はギリギリまで方向転換ができないため、誰が見ても明らかな規模の被害になるまで間違いを認められない。

 

 

兵隊一流、マネージャーはカスの典型。

ウチの会社はまじでこの旧日本軍式経営なのだ。

 

 

これは日本だけの問題ではなく、中央集権の大きな組織に生じることなのかもしれないが、日本人の美徳である「高度な忖度」の精神が、またあまりにも我慢強い日本の労働者精神が、このようなカミカゼ風土をつくっていると思っている。

 

現代の変化の激しいビジネス環境において、この日本人の我慢強いメンタリティが日本成長の足を引っ張っていることは間違いない。あとは雇用の仕方だな。

 

とにかく、駐在していると、嫌というほど日本式ワークスタイルの特異さを感じざるを得ない。

 

 

職場環境のネガティブな変化

 

 

最近私の職場では、国内事業のブラック労働ノリが増してきている。

 

社長が変わり、体制が変わり、駐在員が増えたことがキッカケだと思う。

 

以前はみんな金曜日の午後はのんびりして早め帰宅していたのに、今じゃ夜8時、9時までダラダラ仕事や日本とのミーティングをしている。

 

そのせいか、私も週末まで働いてしまって勝手に疲弊しまくっているのが今日この頃だ。

 

それでいて組織としての成果は全く出ていないというのが恐ろしいところだ。

 

明らかに空気が変わっている。

しばらくこの旧日本軍式バッドトレンドは変わりそうにない。

 

ちょっと予定より早めに退職を考える必要があるかもしれん。

 

 

終わり