仕事量ぱない
仕事がしんどい、しんどい、しんどい。
ホンマにずーっとこの10年以上言ってるけど、今回はガチだ。
今にも衝動的に飛行機に飛び乗って日本へ帰ってしまいそうだ(家族いるのに)。
国内で営業マンやってるとき以来の追い込まれ感を感じている。
海外駐在員には何のストレスもなく楽しく過ごせる人もいて、日本へは絶対帰りたくないという人もかなりいるんだけど、
私は間違いなくそうではない方だろう。
いや、「日本に帰りたくない」というのはよく理解できるんだよ。
一度海外で日本人の変なしがらみや不合理さ、景気の悪さから離れて働く経験をすると、もう日本の労働環境に戻りたいとは思えないだろうことは理解できる。
またあの日本人ノリの奴隷労働に戻ったら、今まで以上に人生が苦しくなることは容易に想像できる。
日本の働き方・組織について考えたこと
海外ではワークライフバランスがー、日本人は働きすぎーと昔々言われていたが、ことアメリカにいる私が見た範囲で言えばアメリカ人の方が本当の意味でよく働いている。
ミーティングや業務終了の時間にもかなり厳格である意味日本よりPunctualだ。
日本人はただ職場に長く拘束されているか、本質的に仕事ではないことに時間とエネルギーを使いすぎているだけだと思う。
一定レベル以上のアメリカ人は、日本人のようにただ長く職場にいる、のではなく本当の意味で自分の職責を全うするべくピュアに働いているように見える。
特に若手エリートの人達は必要であればマジで週末も普通に仕事してる(但し相応の報酬が前提)。
アメリカにいると、本当の意味で働きまくれる。
しょうもない社内調整や、意味がないと分かっていながら、誰も絶対にみないと分かっている資料作成にエネルギーを使うのではなく、クソみたいな勤怠管理システムに邪魔されず本当に生産につながる労働に集中できる(ように感じる)
アメリカ人は明らかに必要ないと思われる作業は、マジのマジでやろうとしないからね。
資料を見れば読み取れるようなことを質問しても返信してこない。
一方でザ・ステレオタイプの日本人サラリーマン(私の会社)の社会では、
本当の価値を生み出すうえでその作業に意味があるかどうか、ということを議論することもはばかられる"空気"に溢れており、
「この作業やる意味あるんですか?」などと言おうものなら、
「このバカタレがー!意味があるかどうか考えるのは下っ端のお前じゃねーんだよ、黙ってやらんかーい!」みたいに罵倒され、
99%の人が意味がないと分かっていながら、淡々と「世界トップクラスの正確さと厳密さ」でもって意味のない作業を行えるのだ。
マジで第二次世界大戦で敗けるまでの日本軍みたいだな、と思う。
本部の作戦指示が根本的に間違っているが、空気読んで根本的な誤りや見落としを指摘/改善できず、我慢強く真面目な兵隊は恐ろしく実直に作戦をこなそうとする。
その作戦は実情を踏まえておらず、沢山の犠牲者を出しながら何の成果も出していないが、日本的組織はギリギリまで方向転換ができないため、誰が見ても明らかな規模の被害になるまで間違いを認められない。
兵隊一流、マネージャーはカスの典型。
ウチの会社はまじでこの旧日本軍式経営なのだ。
これは日本だけの問題ではなく、中央集権の大きな組織に生じることなのかもしれないが、日本人の美徳である「高度な忖度」の精神が、またあまりにも我慢強い日本の労働者精神が、このようなカミカゼ風土をつくっていると思っている。
現代の変化の激しいビジネス環境において、この日本人の我慢強いメンタリティが日本成長の足を引っ張っていることは間違いない。あとは雇用の仕方だな。
とにかく、駐在していると、嫌というほど日本式ワークスタイルの特異さを感じざるを得ない。
職場環境のネガティブな変化
最近私の職場では、国内事業のブラック労働ノリが増してきている。
社長が変わり、体制が変わり、駐在員が増えたことがキッカケだと思う。
以前はみんな金曜日の午後はのんびりして早め帰宅していたのに、今じゃ夜8時、9時までダラダラ仕事や日本とのミーティングをしている。
そのせいか、私も週末まで働いてしまって勝手に疲弊しまくっているのが今日この頃だ。
それでいて組織としての成果は全く出ていないというのが恐ろしいところだ。
明らかに空気が変わっている。
しばらくこの旧日本軍式バッドトレンドは変わりそうにない。
ちょっと予定より早めに退職を考える必要があるかもしれん。
終わり