まだ会社辞めてません。
私の辞める辞める詐欺も、はや12年、、、
そして駐在生活もはや満2年を迎えようとしている。
ここまで長くいられるとは思わなかった。
本当にこの2年は5年くらいの時間に感じられるくらい濃厚な時間だった。
まずは健康に何とか駐在生活2年を耐えてきた自分の体と精神に感謝したい、そしてご先祖様にもfrom the bottom of heartで感謝したい。まじ感無量!
だから早く日本へ帰してくれ。
社会にでてからの12年、気の遠くなるような長い12年
よく大人になると、時間の流れが速くなっていくとか言うけど、
大学を出て会社員になってから正直一度もそんな風に感じたことはなかった。
特に社会人最初の7年くらいは、「ここは精神と時の部屋なのか。。。?」と感じるくらい長く感じられたものだ。
なぜか?
会社に通うこと、仕事をすることが死ぬほど苦痛で毎日思い悩んでいたからだ。
仕事は誰もやりたくない泥臭い営業だったので、毎日勝手に感じる結果へのプレッシャーや、自分の理想と現実のギャップが日々押し寄せてきて、そのたびに悩んでいた時期だったと思う。
駐在中の今とはまた異なる苦しさで、やたら時間の流れを遅く感じていた。
同様に気が遠くなるほど時の流れが遅く感じられたのは、受験失敗したため不本意に進学した高校での3年間であった。
小中学生は夢のように楽しかったためあっという間に時間が過ぎていったが、
まともに勉強せず高校受験に失敗し何も考えず進んだ私の母校は、
まるで北朝鮮のような、日本国憲法にうたわれた基本的人権が適用されない治外法権エリアであった。
服装や髪型の厳格な管理のみならず、思想の自由すら制限されるような環境であった。
ラジオ体操(第2)を5人一組でテストされ、合格するまで1,000回くらいやらされた。
それまで本当に何も考えず、何にも縛られず自由に過ごしていた私は毎日24時間が72時間に感じられるほど辛く、耐えがたかった。
一度耐えきれなくて学校辞めますと担任に伝えに行ったこともある。
学校外のバンド活動や、友人らと過ごすふざけた時間こそが本当の自分の人生であり、この学校生活は現実ではない!ヴァーチャルアバター空間なのだ!
と本気で思いこまないと頭が狂ってしまいそうな環境だった。
こんなクソ学校にわざわざ奨学金を借りて通っている自分が死ぬほど情けなかった。
この恐ろしい学校生活が現実であり、自分の人生の一部なのだと受け入れるのにまる5年くらいかかった。ほんとトラウマになった。
そんな3年間を過ごしたので、その後の大学生活は思い出すと涙が出そうになるくらい自由で素晴らしい時間に感じられたのは言うまでもない。
この時間は本当に「あっ!」という間に過ぎ去った。
わかったこと①:苦痛や苦悩が多いと時の流れは遅くなる
ポジティブに考えると、新しい出来事や経験に日々直面し続けると時の流れが遅く感じられるのではとも思う。
部署移動してからのここ5年くらいは毎日分からないことが出てきて、
ひたすら精神と体力しか使っていなかった営業マン時代と比べると、
知識や思考力を求められる機会が格段に増えた。
本当に勉強しないと職場の人が日々話していること、使用している言葉や概念が全く理解できない状況だったので、よく資格の勉強や業務に関連する書籍も読んできたなと思う。
駐在が始まってからも、また3歳児から人生スタートしたかのようなわからないことだらけの生活であった。毎月「何じゃこりゃー!!!」みたいな課題が出てくる生活だったな。
こういう時間も辛かったけれど、勉強するごとに、経験を得るごとに自分が少しづつ進歩している・2足歩行の人類に近づいていっていることを感じられる素晴らしい時間だったな。
子育てや家族生活を通じて、今まで経験したことのない感情もたくさん味わった。
わかったこと②:日々新しいことに直面すると時間の流れは遅く感じられる
自分はせっせと働き、お金を貯め、投資をしながら自由で経済的苦痛のない人生を求め日々頑張っているんだけど、
もしそういう生活が実現できたとして、完全なるストレスフリー空間にいられるとして、
俺はどんなふうに時間の流れを感じるのだろう、と考える。
それは間違いなく恵まれた幸せな時間だけれど、意識せずにあっという間に時間が過ぎ去っていきそうな気もする。
それはそれで人生の時間がもったいないようにも感じる。
やはりほどほどの苦難やストレス、不自由も、自由の喜びを感じるために必要な人生のスパイスなのかもしれない。
きたこれ神リリック。
とにかく2年頑張った自分おめでとう、今日はお祝いに焼き肉行ってきます。
Best,