アメリカ駐在生活 はやく日本へ帰りたい

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アメリカ駐在生活 23日目 おれ、はじめて教会へいく

 

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アパートの内庭風景

Hello.

アメリカ生活が始まって23日目、早くもホームシックでまいにち日本のYoutube動画ばっかみてしくしく泣いています。

 

 

おれ、初めて教会の礼拝に参加する

今日は赴任後3回目の日曜日、少しばかり気持ちに余裕が出てきたのでアパートの外を散歩してましたところ、キリスト教系の教会を発見。

 

何やらぞろぞろと人が集まってきており、最初は何も考えず通り過ぎたのですが、

戻り路で気になって中を覗いてみたところ、日曜の牧師さんのお説教?が行われているじゃありませんか。

 

米国では会社以外なんのコミュニティともつながりのない私は、ちょっと寂しい気持ちになっていたので、何の気なしにこの牧師のお説教にしれっと混じってきました。

 

 

米国でも信心深い方はそれなりに一定数おり、毎週礼拝に参加しているとは聞いていました。実際に参加してみて思った以上にいい気分で、思いがけない収穫だと思えたので記録しとく。

 

まず私はリスニングができないので、基本的に牧師さんの聖書解説は全くわからない。

ときおり聞き取れる単語内容からバイブル(聖書)のある章について解説しているのであろうことが理解できた(※TEDスピーチばりにかなり情熱的に語っておった)。

 

 

全く内容は聞き取れないにも関わらず、私は以下の理由によりなぜかその空間にすごくリラックスすることができた。

 

 

①涼しく快適な空調と静寂の中で牧師さんの声以外の余計な情報がない空間が新鮮であ った。純粋に牧師の声だけに集中できた。デジタルストレスや異文化の洗礼に毎日さらされ続けるストレスフルな日常から切り離された独自の空間。

 

②どんな人でもアクセスできる(?)宗教的コミュニティに触れたことがなかったので、若干疲れていた自分も教会に入って礼拝に参加できたことで精神が癒された気がした。

私はクリスチャンではないし特に信心深いわけでもないが、こういう場に参加してみるのは意外と悪くないと思ってしまった。

 

それとついでに英語を集中して聞く時間にもなり、少なからずリスニングのトレーニングになるのではないか、とも思った。

 

貧乏性の私は何とか余計なお金を払わず英語に触れられる環境を作れないかと考えていたので教会の礼拝は私のニーズにドンピシャである。

 

教会に行った理由

 

教会に足を運んだ理由は、私の職場の先輩駐在員の方の初海外駐在のエピソードに影響を受けたからであった。

 

今から約20年前、当時は今ほどインターネットが一般に普及しておらず、そのネットインフラを前提にしたパーソナルPCやiphoneなんかのデジタルデバイスもない時代に、

 

全く英語も話せないままイギリスの会社に出向されたという話であった(今日の指一本であらゆる情報を引き出せる時代を考えればすごい時代だ)

 

現地に到着したのはいいものの、どの列車にのれば目的地へ行けるのかわからない。

やっと乗り込んだ列車は目的地と反対報告に向かってしまう。

土砂降りの中くそ重たいスーツケースをもってどうすれば良いか分からず途方に暮れていたんだって。

 

英語も話せずにイギリス現地の会社へ出社してみると、まあ悲しいぐらいに相手にされないのだとか(何しに来たのこいつ?ってな感じでフルシカト)。

 

彼は何とか英語を身につけるために毎週教会へ通い、1ポンド払って昼食を食べる会に参加しながら英会話を鍛えたんだとか(今はペラペラ)。

 

なんともたくましい駐在エピソードではないか、神経は図太く、知力・行動力もずば抜けている方なのでこの人なら確かにやりそうだな、と思った。

 

とにかくこの話を聞いて私は奮い立った。

 

こんな便利で整えられた環境で海外赴任できたのだから、もう少し粘ってみようじゃないか、と。

 

どうせ会社辞めるつもりでいたんだからやれるとこまでやってみて、

ダメなら日本に帰ってしばらく家族とゆっくりすればよい。

 

そういうわけで今後しばらく日曜日は教会に通ってみようと思うぜ、何かに出会えるかも。

 

終わり