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アメリカ駐在生活 261日目 疑問その2 「まだワリカンしてるの?」~均等ワリカンの不公平感(※日本国がいまだ解決できていない課題)~

 

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日本で会社員になってからはや11年、おれは自分なりの方法でたくさんの課題を解決してきた(つもり)。

 

収入増加、仕事上の難題をどのようなアプローチで解決するか、家族の課題、自宅購入から売却、投資、人間関係、自己啓発

 

悩み苦しみながらも、もがきながら求め続ければ必ず何らかの解決策に巡り合えるということをこの人生を通じて信じている私だが、いまだ解決できていない課題もいくつかある。その一つが今日のトピック。

 

 

酒を飲まない人間/沢山食べられない人間が不当に負わされる飲食代の均等ワリカン問題

 

おそらく1000年以上前から日本人が解決できなかった日常課題の一つであろう、

 

なぜ日本のエリートたちはこの問題を長年放置しているのだろうか?

 

なぜ経済学者はこのあからさまな不均衡を研究しないのか?

 

この分野において神の見えざる手による最適化調整がなぜ働かないのか?

 

なぜ日本の飲食業界はいまだ新しいお勘定システムを導入しないのだろうか?

 

はっきり言って日々貧しくなる日本の庶民からすれば、世界の気候変動問題とかロシアのウクライナ侵攻問題なんかよりはるかに切実で切迫した問題だと思う。とくに20~30代の現役世代。

 

とにかく今日はそんなワリカンの不公平について感じていることを話すぜ!

 

 

私の経験

 

自分は本来あまり酒が飲めないほうの人間である

 

下戸体質は変わっていないものの、今日では人並みに晩酌をするようになっている(350ml×1缶くらいを2日に1回くらい)それもこれもしょうもないワリカンカルチャーに付き合ってきたことが原因だ(割に合うように無理に飲んできた)。

 

社会人になった当初の3年くらい、たいして行きたくもないクソ無駄な飲み会が山ほどあったが、日本的コミュニケーションのためだと割り切って最低限参加し、飲みたくもない酒をたくさん飲んできた。

 

これは95%の日本の会社員が通る道であろう。

 

私のいる業界または会社は比較的飲み会が多く、20代のころは毎週何かしら誘われたものだ(30代のいまもだけど)

 

自分のような下戸はだいたい寝不足 or アルコールが残ってしまい次の日午前はフル稼働できなくなる。これはまあしょうがない、我慢できる

 

我慢できないのは数時間後にただのオシッコに変わる酒をパカパカ飲み散らかす先輩同僚と付き合い程度に1-2杯くらい飲んだ自分がワリカンになることであった。

 

飲みたくもない焼酎やワインをボトルでいれられて何度無理やりシェアされたことだろう。最初に飲んだビールとちゃんぽんしてだいたい次の日目覚めが悪くなるパターンだ

 

営業マン時代、できる上司はだいたい自分から誘った場合は全おごりだったので私はできる先輩・モテル男はこういう風にふるまうんだな、と感心したものだ(なので自分から後輩や同僚を誘ったら必ずおごるか大半を出すようにしている)。

 

しかし世の中にそんな気前の良く男前な先輩や同僚は少なく、基本的に均等ワリカンである。

 

遅れて飲み会の後半に参加した人間も帳尻を合わせるべく注文を急かされ、均等割りの負担を維持しようとする。

 

私はこの光景にいつもウンザリしていた。

 

なぜその英知でもって月面にまで到着した人間が、世界で3番目のGDPを誇る日本がこんなあからさまな不公平を今日まで放置し解決できないのだろうか、と。

 

あえてわかりきったことをもう一度いう、飲める量・食べれる量・空腹度合いが個人ごとに違うにも関わらず、いまだこの悪習均等ワリカンが残っているのはなぜなんだ?

 

※居酒屋の飲み放題プランなんかも主たる原因の一つであろう

 

おー神よ、なぜなのだ。

 

ついでにいうとここアメリカでも日本人駐在員同士のしょうもない付き合いでこの悪習に付き合わされている。ほんまかなわんわー。

 

※ちなみに私の見た限りアメリカ人は無駄に外で飲み会などしないし、あっても行きたくなければ普通に断るのでアメリカは関係ない。あとみんなでご飯にっても個別にクレカで支払える慣習が浸透しているので関係ない。

 

不公平なワリカン問題を解決することで得られるもの

 

かなり前から続いているトレンドだが若い奴が飲み会に全然参加しないとかおじさんたちが言っている件は、上記のアンフェアなワリカン問題が解決されていないことも要因の一つではないだろうか。公私をきっちり分けて個人の時間を大切にしたいのが一番だろうけど。

 

もしこの問題を解決できれば一部の若者が飲み会に戻ってくることもあるんではないか

 

個別に飲み食いした分を会計できれば無理やり最後のお会計まで残る必要がなく、入りたいタイミングで参加し、飲み食いしたい分を注文し、帰りたいタイミングで自分の分を精算して帰るということもできるのではないか?

 

みんなにとって飲み会参加の敷居がぐっと下がるのではないか?

 

逆に家庭を持つおじさん方の年長者は傾斜配分で多めに出してね、っていうわけ分からん負担もなくなるのでは?

 

中途で飲み会を抜けるのにどう考えても自分が飲み食いした分より多めのお金を渡して「すんませーーん!」と言いながら、ひたすら気を使いながら場を抜けるという無駄がなくなるのであれば、私はもう少し積極的に職場の飲食の場に参加してもよいと思える。

 

しれっと後輩に自分のストレス解消のための酒代を一部負担させておいて、職場では先輩・上司として尊敬されようなんて虫が良すぎるんだよ!

 

俺のような目ざとい下っ端はしっかり見てるぜ、誰が金をだしているのかをな。

俺は上司や先輩の情けない金の出し方をみてがっかりしたくないんだよ。

 

まあ自分は後輩や同僚にケチんぼだと思われるのがダサくて嫌でいつも多めに出している小さな人間だけどな。

 

収入が低いとそんな小さな負担にいちいちカリカリしないといけなくなる。

だからそんなこと気にしなくていいように私はたくさん投資をして収入を増やしている

のだ。

 

でもよく考えたら普通に個別精算できればいいだけじゃね?ってアメリカに来て気づいたんだよね。

 

とにかく私は私たちのプライベート時間のみならず、個人に不要な金銭的負担まで強いてくる愚かな日本の会社カルチャーを、

 

私はいますぐぶっ壊したい。そんなサービスを作り出したい。

 

ちょっとビジネスモデルコンテストの準備してくるわ。

 

おわり