先日ついに家族が渡米したので、4回目の引っ越しをした。
まだ駐在1年くらいなのにどんだけ引っ越すねん、て感じですが、
なんにせよやっと家族と一緒に暮らせるということでハッピーハッピーです。
あっという間に単身赴任期間は累計4年になっていたのだ。
ほんま日本の会社員はつらいですね。早く辞めよう。
家族が来ると今までのように仕事や好きなネットサーフィン三昧とはいきませんが、
やはり家族は一緒に暮らすというのはいいですね、特に子供が小さいうちは。
家族と暮らしていると朝型生活に切り替わり、限られた時間を有効活用しようと
するので良い効果がでてます。
早く日本へ帰りたいと願っているが、せっかく苦労して渡米してもらったのでもう少し
だけ。。。。頑張ってみよう。。。かな。。。。
車の購入 in USA
私の暮らすエリアは、もちろん生活に車必須であり、高校生以上は一人一台のレベルである。
家族が帯同するということで、先日日系ディーラーで中古車を視察し、結局新車を購入した。
当初はすぐに納車できる中古車で探していたのだが、新車を選ばざるを得なかった。
というのは昨今のコロナによる物価上昇、車需要の増大の影響による中古車相場の高騰が原因。
私の欲しかった同じタイプの車種(日系メーカーSUV)でも、現行(2022年)の新車より3年型落ち・走行距離4万マイル(6.4万キロ)とか5万マイル(8万キロ)の車の方が高いもしくは価格が変わらないという現象が起こっていたからです。
従来よりアメリカは中古車市場が発達しており、日本人ほどUsed Carに抵抗もないので
それなりに取引量があり価格も安定しているのだが、供給不足もあってか1年前と比べてもかなりの高騰となっている。
例えば中古TOYOTA車について、コロナが始まった直後の2020/1と比較すると現在の相
場はおよそ1.5倍(+49.4%)になっている。
他のメーカー(日系・海外メーカー)を見てみてもほぼ同じような推移となっております。こんなマーケット具合であったので2か月待ちでも新車を買った方がマシと思ったわけですな。
またこの中古車マーケット高騰に加えて、近年まれにみる水準の円安(4/3現在 $1=122.51円)なわけで、ここで円を海外送金して中古車を買うとダブルパンチでどえらい出費になってしまうという状況です。
ドル円為替も考慮すると、2年前に100で変えていたTOYOTAの中古車が、今や160-170出さないと買えない状況なのです。やばくね?
※2020/1はおよそ$1=109円
Used Car Price Trends - CarGurus
今回日本から送金したキャッシュで買うつもりなので、高い中古車を避けたつもりが結局円安の被害を被ることになってます。ガソリン代も2年前の倍以上になってるんですよ。ホンマ日本頼んますわ。。。
インフレすげー。日本の物価もすげー。
上記のインフレ・円安困難をもろにくらいながらも、
私は生まれて初めてインフレする経済に直面しいささか興奮している。
生まれてからデフレと不景気真っ只中の日本でしか暮らしたことがなかったので、
こんなにダイナミックに物価が上がっていく状況を見たことがなかったからだ。
アメリカは原価や人件費が上がれば比較的に簡単にエンド価格へ転嫁することができるある程度健全な経済であり、そのために順調にここまで経済が膨れてきているのだ
(我々庶民にとっては一長一短あるが)
かたや日本はガ○ガ○君の値段を数十年保っていたメーカーが、たった10円だか20円
値上げするだけで「ごめんなさい」と国民に謝らなければならない超値上げアレルギー
の国になってしまっているのである。正直狂っていると思う。
この20年でどれだけ世界中の賃金や物価が上がったのかを考えれば、
20年もエンド販売価格を据え置いておけたことは奇跡であり、尋常じゃない日本企業のコスト削減努力の賜物なのだ(+人件費据え置きと削減)。
今まで気づいていなかったのだが、この世界的インフレーションのさなかで私たち日本人はこの事実に向き合い、何を変える必要があるのか、雇用スタイルは現状のままでいいのか、真剣に考えなければならない時期に差し掛かっている。
今のままでは、日本人が世界で買えるものがどんどん減っていっちゃう。
米国での車の購入を通じて、そんなことを考えた今日この頃。
終わり